東大生ikzw書評ブログ

読んだ本の備忘録と紹介

瞬間説得 その気にさせる究極の方法

 

瞬間説得術という本を読みました。元々交渉術などの心理学に関心があったため以前から気になっていた本です。この本の中から自分が勉強になった箇所をいくつか紹介したいと思います。

 


 

説得にはスパイスが大事?

相手を説得する際のスパイスとは、

S simplicity(単純さ)

P perceived self-interest (私的利益感)

I incongruity(意外性)

C confidence (自信)

E empathy(共感)

単純さの例としては、韻を踏んだ格言の方が人に影響を与えやすい、

また自信があると相手に評価されるとなんと有能だとも思われるというおまけがつくそうです。この他にもスパイスに関する例は多数紹介されていました。

 

3つのA

説得の材料がスパイスとするならば時系列で説得の公式を表すものが3つのAらしいです

Attention(注意)→Approach (接近)→Affiliation (仲間意識)→説得成功

このようなイメージでしょうか

ここでは最後の仲間意識で面白いなと思った点について紹介します。

仲間意識を感じてもらう方法として簡単なものにズバリ『名前』が挙げられます。あなたが説得したい相手に『僕の父と同じ名前でびっくりしました』というセリフを言うだけで仲間意識は高まるとのことです。

 

まとめ

この本では多様な例が載っておりありがたかった反面、エッセンスを抽出するのには若干苦労する構成だと思いました。とても楽しめたのは間違いないです